自分を愛する・自尊心を高めるための口癖とは?
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私たちが普段、何気なく口にしている言葉には、じつは大きな力があります。
誰かに言われたほんの些細なひと言が、大きな励みになることもあれば、心にわだかまりを残してしまうこともあります。
日本には古くから言霊(ことだま)という考え方があるように、私たちが発する言葉には人の意識を変え、現実を動かすほどの作用が秘められているといえるのです。
あなたは普段、自分にどんな言葉を使っているでしょうか・・・?
先日、レストランで注文をしようとする人が、
「私は、○○○○でいいわ」
と言っているのを耳にしました。
「私は、○○○○でいいわ」
という言葉は、言い換えてみると、
「私は、これ位のもので我慢しておくわ」
「これで妥協しておくわ」
・・・という風に聴こえてしまいます。
代わりに、
「私は、○○○○がいいわ」
と言い換えてみると、いかがでしょうか?
「私には、これが最もふさわしい」
「私は、これで満足している」
・・・そのように堂々とした人物の物言いに聴こえないでしょうか。
たった一文字ですが、そこには大きな違いがあります。
「私は、○○○○でいいわ」
「私は、○○○○がいいわ」
・・・自分を愛する感覚、自尊心を高める気分になれるのは、このどちらでしょう?
「~でいい」という時には、自分で物事を選択することをどこか投げ出しているようにも聴こえます。
「~がいい」という時は、しっかりと物事を受け止め、その選択を引き受けているように聴こえます。
自分を大切にしている時、私たちは自分に対するほんの些細な選択も疎かにはしないといえるのですね。
レストランで何をオーダーするのかによって、その日の大事な食事の内容が決まります。
そこには、自分の気分に合ったものや、体が求めているもの、また求めていないものが選択基準にあるはずなのですね。
そして、自分がどんな体験をするのかを、そのオーダーによって左右することもできるのです。
自尊心を高める方法・自分を愛する方法は、こんなに小さなことからも実践できます。
今日から、さらに自分を大切に扱うよう、ほんの少し、言葉の使い方を意識されてみてはいかがでしょうか。
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