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あなたは、物事を決断する時、すぐに答えを決められる方ですか?

それとも、長い時間迷うことが多いですか?

あるいは、その中間くらいでしょうか・・・?


私たちは、いくつかの選択肢の中から1つだけを選ぶ時、決断力が試されます。

「決められない」

という時は、そこには心理的な原因が潜んでいるものです。


その1つに、幼い頃から親や周りの大人がなんでも先回りをして決めていたため、自由意思を持つことを許されなかった、という場合があります。

いつも親や周りの顔色を窺い、彼らにとって都合のいい選択をしてきたために、自分で物事を決める、という習慣が育っていないのです。

本人も心の癖が根づいているため、大人になっても、相手や周りの意向に従い、いつも誰かに振り回されるようなパターンをくり返してしまいがちです。


エネルギー的に見ますと、親や権威者からエネルギーコード(エーテルコード)を伸ばされ、力を奪われていた、という関係性が見えてきます。

エネルギーコードというのは、親子・夫婦・恋人・友人など親しい関係にある者同士の間につながる、見えない管(くだ)のようなものです。

主に、チャクラと呼ばれる身体のエネルギーセンター同士でつながる紐(コード)のように見えます。


例えば、相手を自分の思い通りにしたいという意識がはたらくと、一方の胸(ハート)から相手の胸(ハート)のチャクラにコードがつながれます。

表面的には、相手に何かを「お願い」する形をとることもあるでしょう。


「あなたの力が必要なの」

などと情に訴えかけられると、お願いされた方もついついその希望に応えなければと思ってしまいます。


これは多くの場合、不安や怖れ、怒りや恨み、執着といったネガティヴな感情に基づいており、一方から他方へと無意識に伸ばされて相手からエネルギーを吸い取るものです。

そのため、エネルギーを取られる方は無意識のうちに、相手からのコントロールを受けやすくなってしまうのです。


自分のことが決められないという人は、「奪う」「奪われる」という関係性が元になっているため、対等な関係というのがどういうものかが掴めず、その後も不健全なコードでつながる関係に惹かれやすくなってしまいます。

そして、自分のことを自分で決められず、いつも不安につきまとわれては常に周囲にアドバイスを求める、というサイクルに陥りがちです。

これは、大変な時間とエネルギーを消耗するものです。


では、どうすれば自分で決められるようになるかというと、自分自身にエネルギーを取り戻し、直感に従うことです。


しかし、エネルギーコードによる支配とコントロール、依存・共依存関係をくり返してきた人は、「自分」の感覚をあまりにも抑えつけてきたため、直感の声や導きを素直に受け取ることに心もとなさを感じてしまいます。

不健全ではあっても、その人にとって相手とのエネルギーコードにすがることが、生き延びるための唯一の手段だったためです。

相手に従い、エネルギーを奪われてもその関係にしがみつくことで、見捨てられる不安から逃れようと、必死で生きてきたのです。



見捨てられる不安は、私たちが持つ最も根源的な不安・恐怖です。

この不安から、人は様々な心の癖やパターンを身につけます。


ここでは、「決められない」という心理パターンについて取り上げましたが、そこから抜けるには、私たちが自分を愛し、自尊心を高めること、自分にしっかりとエネルギーを取り戻すことが第一歩です。

そうすることで、心の深い部分からくる直感や導きに従うことができるようになるのです。


少しずつ、過去の心理パターンに気づいて手放し、自分を大切に扱い、育てていくことで、新しい習慣に馴染んでいくようになるでしょう。

特定の相手と不健全なコードからやりとりをするのではなく、自分自身との健全なコードへと意識エネルギーのベクトルを変えることが、その答えとなるのです。


そのための方法として、当セラピールームでは「自分を愛する・自尊心を高めるイメージ法」をはじめとする各種イメージ法をご用意しています。

よかったら、ひとつのご参考になさってください。

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