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私たちは、手に届かない憧れの存在や、遠く離れた世界に住む相手に恋心を抱いてしまうことがあります。

例えば、公(おおやけ)に活躍するアイドルやアーティスト、スポーツ選手など、いわゆる有名人と呼ばれる相手ですね。

憧れの人を心の中で想うのは、とても素敵なことです。


心理学的、スピリチュアル的にいえば、自分が相手に惹かれるのは、自分の中にその人と同じ素晴らしい性質や 可能性が秘められているため、といえます。

憧れの相手を通してより自分を磨き、さらに自分を高めるチャンスにすることができます。

どんな出会いも自分が引き寄せていると捉えると、その人に出会うことは大きな意味があるのです。


一方、手に届かない相手を想い続けることは、エネルギーを必要とします。

見返りを求めずに相手のいる場へ足を運んだり、ファンレターやプレゼントを送ったり、相手の喜ぶ顔を想像したり・・・。

相手のためになるよう努力をすることは、思いのほか気力も体力も消耗することでしょう。


純粋なファンとして応援しつづけられるなら、それも自分の糧のひとつ。

しかし、たとえ有名人に対する片思いであっても、相手に恋愛感情を抱いている場合は、だんだん疲れてくることもあるでしょう。

周りの人間関係に置き換えて考えると、好きな相手に何年もの間一方的に尽くしても、相手は自分の名前や顔すら覚えていない・・・、となると、その関係に不満や疑問を持つようになっても仕方のないことです。


手の届かない憧れの人に対して恋心を抱き、辛い気持ちを感じているなら、自分自身についてふり返ってみるチャンスかもしれません。

なぜなら、潜在意識は不思議なまでに、自分の思い込みを映し出してくれるものだからです。


相手に対し、もしかするとこんな思いを感じてはいないでしょうか・・・?


「どんなに想っても、相手は自分に振り向いてくれない」

「自分は、相手に迷惑に思われているのではないだろうか」

「私の想いが叶えられることは決してない」

「私には、愛される価値がない」



・・・もし、当てはまる項目があるなら、それは過去に、身近な誰かに対して抱いていた思いと共通しているところがあるかもしれません。

手に届かない相手を想い続けることで、じつは自分の中にある思い込みを無意識にくり返していたことに気づくかもしれませんね。


相手がふり向いてくれず、一方的に尽くしてばかりなのは、相手のせいでも自分の運命のせいでもありません。

自分の中にもともとあった思いを現実に見せてくれる相手を、自分が選び、引き寄せていただけなのです。

それが「有名人への片思い」という形をとっているケースも少なくないのです。


それは、もしかすると「親」や「身近な誰か」に対して、幼い頃からいつも感じ、身につけてしまった思い込みかもしれません。

もう一度自分の中にあるパターンに気づくこと、それを癒し変えていくことが、望む恋愛を実現するための大きなパワーになることでしょう。

報われない恋に疲れているなら、自尊心を高めること、自分を愛することから始めてみませんか?

きっと、新たな自分をみつけるヒントが得られることでしょう。

→ 「自尊心を高める方法・自分を愛する方法」についてはこちら