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ひとつひとつのことを心をこめて丁寧におこなう・・・。



このメッセージについて考えていた時、佐藤初女先生のことが思い浮かびました。


初女先生は、青森で「森のイスキア」を主宰され、悩める人々を受け入れながら、真心のこもった食事でもてなす活動を長く続けておられる方です。
(2016年2月に帰天されました)


「初女さんのおむすび」といえば、ご存知の方も多いことでしょう。

私はかつて、毎日のように初女先生のDVDを見たり、料理についての本やエッセイを読んだり、という一時期がありました。

なんだか、心が先生を求め、とてもお会いしたい気持ちにかられたのです。

ただ、初女先生はご高齢でもあり、私がお会いすることはもう叶わないだろうな・・・、とぼんやり思っていました。



そんなある日、私がスターバックスでコーヒーを飲んでいた時、携帯のメールが入りました。


それは、
「初女さんのお茶会に参加しませんか?」
というお誘いでした。


初女先生が出演する映画DVDの会員に宛てた、特別なご案内でした。

もちろん、私は即座に申し込みをしました。



当日、青山のとあるプライベートなカフェで、すぐそばに座っている初女先生を私は不思議な気持ちで見守っていました。

心温まるお話の会がお開きになり、私が持参したご著書を見せに近づくと、初女先生は自ら、
「サインをしましょうか?」
と申し出てくださいました。



そして、ご自分の筆をとり、ひと文字、ひと文字を丁寧に、心をこめて言葉をしたためてくださったのです。



先生が伝えている食の世界や悩める人に向き合う姿勢が、そのひと時、先生の存在全体から伝わってくるようでした。

それはまるで、ひとつの神聖な宇宙のようでした。



ひとつひとつを丁寧に真心をこめておこなうことは、この大きな愛を体験し、伝えることでもあるのですね。

私は、この一連の出来事を経験し、宇宙の大いなる母から無条件に愛されていることを身を持って知らされたように感じました。

また、その教えをいただいたように思うのです。


※こちらの記事は、メールマガジン
「自分を愛する・自尊心を高めるメッセージ」より転載しました。


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