私たちは、人生の中で1度や2度は「死にたい」という気持ちを持つことがあるのではないでしょうか。
大きな悩みや苦しみを長いこと抱えていたり、病気の痛みや苦しみに不安になったり、思いがけない出来事が降りかかってくることもあるでしょう。
特に、お悩みを伺っていると、男性からの「死にたい」という訴えが時々聞こえてきます。
女性の場合、自分が感じている思いや感情を誰かに聞いてもらい、共有することで、気分を落ち着けることが多いようです。
また、自分の様々な未来の可能性を予想して、希望を持つこともできます。
男性の場合、お話を伺うかぎりでは、あまり細やかに気持ちを語るより、白か黒かで短く判断する傾向も見られるようです。
そして、今の苦しさから逃れるための手段として、「死」を考えてしまうのかもしれません。
私たちは、生きていれば嬉しいことや良いことより、嫌なことや辛いことの方が多いかもしれません。
ただ、一見良いことばかり起こる時は、ものの見方や受け取り方が浅くなりやすいこともありますし、辛い時は、そこから学び、より成長しているともいえます。
死にたい気持ちを味わっている時は、魂が暗闇を経験し、その時期を突き抜けることで、次の光へと成長しようとしていると捉えることもできるのです。
死ぬか生きるかの体験を乗り越えた人は、それだけの凄味や深みが備わり、少しのことでは動じなくなるでしょう。
また、いつか誰かが同じ苦しみを抱えている時、救いや支えになることもできます。
こちらはまだ軽い状況や症状の場合ですが、もし「死にたい」という気持ちが湧いてきた時には、このように言い換えてみると、ものの見方がひとつ変わるかもしれません。
「私は死にたいほど、辛い」
「私は死にたいほど、寂しい」
「私は死にたいほど、混乱している」
「私は死にたいほど、疲れている」
「死にたいほど、~と感じている」言い換えることで、「死にたい」という気持ちの奥にある感情を客観的に捉える手助けになります。
「死にたい」という感情と一体化するのではなく、ひとつ隙間を作ることで、その空間に、また新しい気づきや発想がやってくることでしょう。
また、一人で抱え込まず、手助けを求めていくことも大切ですね。
あるいは、自分自身で乗り越えたい方は、セルフセラピーを積極的に活用していくのも良いでしょう。
Lumi セラピールームでは、次の方法でセルフセラピーをサポートしています。
■ イメージ法
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十分にリラックスしながら自分自身と対話し、心を癒すためのイメージ法です。(初級)
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潜在意識にアクセスし、高次の視点から心の引っかかり(トラウマ)を解消するためのイメージ法です。(上級)
「死にたい」と思う気持ちの底には、自己否定があります。
それは、自分を愛し、尊重することとは逆の意識状態です。
自分を愛すること、自尊心を高めることは、自分のいのちを生かすことでもあるのですね。
上記の方法で、あなたのいのちをさらに大切にするためのサポートにしていただければと思います。
また、こちらの記事も併せてご参考になさってください。
→ 自尊心とは?意味と特徴・自尊心の高め方について
→ 自尊心を傷つける言葉・自尊心を高める言葉とは?/親子の場合
さらに症状が重いと思われる方、抜き差しならない状況に置かれている方は、お医者さんの指示を仰ぎ、今の状況から離れることも考えてみてくださいね。