このところ、職場での人間関係について、続けてご相談をいただいています。

パワーハラスメントに近い状況や、いわれのない噂を立てられるなど、職場内の対人問題は、微妙な形をとりながら当事者の心をじわじわと蝕んでいくものです。

思い立って、メンタルヘルス関係の資料を見ていたら、あることを思い出しました。

私が、そのメンタルヘルス関係の検定試験を受けたのは、2011年3月13日のことでした。

そう、震災があった2日後です。

被災した地域では、試験は延期になったようですが、ここ関東では、通常通り開催されるもようでした。

私は、電車に乗るのがまだ不安だったので、行こうかどうか迷いました。

ですが、世間ではみんな新しい生活に向けて動き出しています。

「みんなががんばっているんだから、私も行こう!」
と、決心したことを覚えています。

当日は、眩しいくらいの良いお天気で、電車も気持ちがいい位スムーズに運び、会場まで辿り着くことができました。

そして、帰りは会場近くの駅前のカフェに立ち寄り、震災後から感じていたこわばりを癒すように、ゆっくりとケーキセットを味わいました。

経由の中都市の駅を通ると、みんな何事もなかったようにほがらかな笑顔で歩いていたのが印象的でした。

そして、帰りも何ひとつ滞ることなく、家まで帰り着きました。

・・・その2日後。

家の近くの路線は余震の影響で動かなくなり、経由の駅には長蛇の列ができ、人が溢れている映像がニュースで流れていました。

あの震災の2日後、私が試験を受けてきた平和な時間は何だったのだろうと、時々思い返すのです。

話は外れましたが、メンタルヘルス関係のテキストを手に取り、改めてあの日のことを思い出しました。

そして今日は、阪神淡路大震災が起こった日でもあります。

私が思ったことは、自分の身を守るためだけでなく、周りのことを思い、より大きな目的のために行動すると決めれば、その道が目の前に開かれていくのではないか・・・、ということでした。

自分を超えた全体のことを思い、行動すること。

これも、ひとつの自分を愛する方法であり、自尊心を高める方法なのではないかと、改めて感じているところです。

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